うつ病を理解してもらうために必要な2つのこと
うつ病になると、それを知った周りのひとがサポートしようとしてくれたり配慮してくれようとするかもしれません。
ですがそのサポートや配慮が適切でないものであれば逆に苦しくなったり、ストレスが溜まってしまうこともあります。
それによって相手も「ダメだったかなぁ…」
そして本人も「せっかくしてもらったのに申し訳ないなぁ…」とお互いが暗い気持ちになってしまうという状況になってしまうことがあります。
こういった経験をするうつ病の方は多いんじゃないかと思います。
例えば外にでるのさえもきついのに家族が「外にでれば気分が晴れる!」と言って無理やり外に連れ出そうとして困っている。
また、「根性の問題だ!」とか「自己管理がなってない!」と精神論をぶつけてくる方もいるかもしれません。
ひとにもよるでしょうが、現在の状況・うつ病の症状ややらないほうがいいことを知ってもらうことでしっかり療養できたり、こころの休息をとることができるでしょう。
それを可能にするには主に2つの手段が有効です。
それは↓
・病院で主治医に説明してもらう
・病気の症状などがわかる本を読んでもらう
この2つです。
病院で主治医に説明してもらう
これが1番はやくて簡単な方法だと思います。
病気の専門家に説明してもらうことでしっかり伝わるでしょうし、医者が言うことは聞きますよね。
なので病院に付いてきてもらい、主治医にあなたの現在の状況・それに伴ってやらないほうがいいことなどをしっかりと説明してもらいましょう。
1つ注意なのは周りのすべてのひとにこの手段が有効であるわけではないということです。
会社や学校でうつ病を打ち明けたとして、配慮はしてくれてもそこにいるすべてのひとが病気について知ろうとするわけではないでしょう。
なので身近にいるあなたを心配をしてくれて、サポートしてくれるひとには有効な手段です。
それに知ろうとしないひとはあなたのことを真に心配しているわけではないでしょうから期待しないほうがいいでしょう。
病気の症状などがわかる本を読んでもらう
本じゃなくてもネットで調べてみたり、今はうつ病について書かれたマンガもあるようなので、手軽に知れるようなものでも良いと思います。
「うつ病は甘えたひとがなるんだ」とか「気の持ちようだ」という感覚的に捉えているひともいるでしょう。
なので一歩引いて、客観的に見ることができる本を読んでもらうことで理屈を知ってもらうことで理解が深まると思います。
現在、うつ病は脳の病気と言われています。
細かく言うとセロトニンがあまり分泌されていない、言わば脳がガス欠状態になっている病気です。
これは調べたり本を読んだりしないとわからないことです。
あなたのことを本当に思ってくれているのであれば多少の時間をつかって理解してくれようとするはずです。
つかってくれる時間をまちがった知識でお互いが暗い気持ちになるよりも、相手にすこしの時間を病気について理解してもらうために当ててもらうように促せば、すれ違いはあまり起こらなくなると思います。
まとめ
冒頭で例えた「無理やり外に連れ出そうとする」という行動は知識がない、わからないために起きてしまうことです。
良く捉えれば時間をつかって元気になってもらおうとしているということなので、その時間を今回お伝えしたことに当ててもらうことで理解が深まり、対応も変わってくると思うのでぜひ実行してみてください。