うつ病になった自分を責めずにつきあっていくためには
まず、大前提としてうつ病はだれでもなり得る病気です。
世間一般では自信がない人やネガティブな人がなる病気というイメージがあり、なかには甘えや怠けという人もいます。
そんなことは一切なく、一見メンタルが強そうな人、ポジティブな人でもなります。
実際にわたしの近くでもポジティブで、いかにもうつ病にかからなさそうな方でもうつ病になっています。
だれがなるのかなんてわからないんです。
心は気づかないうちに消耗していくときもあります。
なので、だれも"悪くない"です
ですが、わたしがうつ病のときはじぶんのことが情けない、弱いと責めてしまっていました。
じぶんを責めてしまう原因としてはこの2つがかなり大きいとおもいます。
・完璧主義
・人と比較してしまう
ちなみにわたしはこの2つすべてに当てはまっていました。
それによってかなり苦しんだので、今回はじぶんを責めないための考え方を紹介します。
1,人と比較しないために
ポイントから言うと、じぶんの"現状"しか見ない。
そして、他人を見るのは"参考"にするときだけ。
ということです。
じぶんを例にしようとおもいます。
わたしは大学には運良く合格したので、じぶんより頭のいいひとがごろごろいました。
そのなかでパソコンを扱う講義がありました。
その中で初めてPowerPoint、Excel、Wordに触れたんです。
なので、なにもわからず先生の話も理解できませんでした。
そのときはすでにうつ病だったので、人に手伝ってもらうために声をかけることもできませんでした。
そんななか、周りの同級生たちはカチャカチャと打ちはじめ、あっという間に終わっていくところを見てかなり落ち込みました。
周りと同じようにできない。ダメだ…と。
いままで人と比べてきたひとが気にしないなんて難しいです。
そこで、見出しの下のポイントが重要になってきます。
世の中に完璧な人なんていません。
なので、じぶんよりできるひとがたくさんいるからと言って落ち込む必要は全くありません。
それに、よくよく人を観察するとじぶんよりはできてるけどつまづいてる人も結構いました。
たくさんつまづいて少しずつできるようになればいいんです。
じぶんの現状しか見ないと書きましたが、それはどういうことか?
簡単に言うと、"じぶんの成長"だけに焦点を当てるということです。
そのためには、なにができて、なにができないのかを知る必要があります。
さきほどのわたし自身の例から言うと、
PowerPoint、Excel、Wordが全く理解できなかった。
つまりこの時点でわからないところを知りました。
じゃあわかるところはなにか?
それはパソコンを起動できる、Googleで検索できるということです。
当たり前だろ!と言いたくなるかもしれませんが、できる基準なんて最初はかなり低くていいんです。
2,完璧主義で苦しまないために
わたしは完璧主義はものごと完璧にこなせるというよりは、失敗を恐れるというものだと考えています。
なぜ失敗を恐れてしまうのか?
それはじぶんに課す"ハードル"や"期待値"が高すぎるからです。
そして、"責任感"がつよすぎるというものがあります。
なので、完璧主義で苦しまないためには入り口のハードルを下げる必要があります。
1の人と比べないの最後に言ったように、できる基準なんて最初はかなり低くていいんです。
それでもうまく行かないひとは1つの仕事を1回で終わらせないという意識を持ってみたらいいとおもいます。
大学生であればレポートを1日で終わらせようとするのではなく、きょうとあしたの2日間で終わらせようと考えるのがだいじです。
1回で終わるものを無理やり複数回に分ける必要はありません。
これは1日では少しきついかもしれない。というものを複数に分けて。という意味です。
まとめ
心の不調の状態では環境だけではなく、考え方でも苦しくなってしまうことがあります。
一度じぶんの考え方を知り、じぶんを責めないように考えを少しずつ矯正しましょう。